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ロールプレイ

背中で語る漢のブログ

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初めてのMMO

シルクロードオンラインはMMO(Massively Multiplayer Online|Massively Multiuser Online)と呼ばれるジャンルのゲームだったりする。

このゲームを始めた頃、オンラインなロールプレイングゲームなんだろな。と、思い「ロールプレイするのかな?」と思っていた。

しかし、実際にゲームを始めてみるとチャット欄に「仕事が~」とか「学校が~」の様な現実の話題が飛び交い「これ何て出会い系?」的な疑問符が生まれる。

で、私なんぞは、ひっそり目立たずゲームで遊んでいこうと思っていた(過去形だが、現状も変わり無し)為、率先して「ロールプレイしようぜ」とも言わず、まぁその時、その時の空気読んでいこうか的な感覚で遊んでいたわけである。

強敵現る

しかし、そんな私が転機を迎える事件が発生した。それは私が拠点を長安から敦煌に変えたばかりで、モン次郎が未だ長安を拠点にしていた2006年1月頃の話です。

ある日、このゲームを一緒に遊んでいたカムルチーから「今日、長安に居ましたよね?」と、聞かれたのだ。しかし、その日は私は敦煌でインし、長安には寄ってはいない。しかしモン次郎も「えっ?僕も見ましたよ。モン・悶着ってキャラでしたけど…サブキャラじゃないんですか?盾持ってましたね。」

二人の目撃談によると、「モン・悶着」という盾持ちキャラが長安に出没中との事だった。この事件は、愛キャラに国民的人気漫画「モンモンモン」の主要キャラクタの名前を付けてしまったプレイヤには当然の如く降りかかる事件だったのかもしれない。

そして、その時に思いついたこと……「もう一猿の悶着と言えば、ゴライアスのニセ悶着事件(KC1巻参照)。これは悶着ロールプレイをする最大のキッカケではないか!」





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猿生の目標

この瞬間、ウィザドリーやウルティマに代表される既存のオフラインRPGと異なり、最終目標が用意されていないシルクロードオンラインというゲームの中での私の最終目標は、『私の愛キャラこそが真の「原崎山、四代目総長、悶着」である事を証明する事』となる。

その為に考えた方法は以下の通りである。

  • ギルド「原崎山」を設立し、そこのギルドマスターとなる。
    (それ以前に、悶着より先に命名されているモン次郎作成時に、ギルドは原崎山にしようとモン次郎の中の猿と決めていたのだが)
  • 仮想敵猿である相手は、現在こちらよりレベルが低い様だ。このゲームはレベル至上主義だから、相手のレベルが上がる前にマントに持ち込んで勝利する(正にゴライアス直伝の図留伊代)

その為に私はギルド設立資金を稼ぐため、仮想敵猿にレベルを超えられないためにと、正直、若干飽き始めていたシルクロードオンラインをプレイし続ける事となった。目標が生まれた為、このゲームに、これまでとは違う楽しみを見つけたのだ。

しかし、その後はモン・悶着氏と出会う事も無く、その後の目撃証言も無いまま時は過ぎていった。

第二の刺客現る

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不戦勝とはいえ束の間の平和を満喫していた1月の終わり頃、今度は「モン・モンチャク」なるキャラクタを、敦煌で見かけたとの目撃情報が私の元に届く事になる。これはマズイ!前回は長安で目撃された為に相手の方がキャラクタのレベルが低い事が推測されたが、今回は同じ敦煌である。相手の方がレベルが高い可能性があるのだ!!

相手の方がレベルが高いとすると、所有している資金も相手の方が多い可能性が高くなり、ギルドも先に設立されてしまうかもしれない!マント勝負をしたら、こちらが負けてしまう!この事件は悶着のプレイヤーである私にカナリの衝撃をもたらす事であった。

本物の証拠の巻

そうして、未だ見ぬ「モン・モンチャク」の影に怯えながらも過ごすシルクロードオンラインでの日々。ギルド設立資金500,000Goldは未だ用意出来ていない。ここまま先に原崎山ギルドを設立されてしまっては私の負けである。(相手の方は、そんな事を、まったく考えてないと思います。)

しかし、ある晩、遂に露店を開いてる状態の「モン・モンチャク」と敦煌で出会う事になった!その瞬間、私は勝利した!相手の名前の上にギルド名は無い、レベルもこちらの方が若干上である。いや、そんな事は問題ではない!なんと、モン・モンチャックはヒト型だったのだ!!!!

「なんでモン・モンチャックなのにオサルじゃないんだ!」これでは正にゴライアスの部下が制作した偽モンチャック人形(家紋入り)である。
「ちくしょう…」
「ぼくは これほどのジェラシーを感じたのは生まれて はじめてだ…」
JEALOUSYメーターが[けっこう きけん]レベルに達した私は、彼の露店に突入し、
「そんな ばかな」
「モ…モンチャックが ふたりいる…」
「さては きさま!!」
「にせもののモンチャックだな!!」
と書き込んでみた。

しかし返事は無かった。まぁ普通は露店中は寝てたり、風呂に入っていたり、モンモンモンのコミックを熟読中だったりするので、それが当然の反応であろうと、その日の対決は、それで終わりとなった。

決着の時

それからモン・モンチャック氏とは出会う事も無く、晴れてギルド「原崎山」を設立し、再び勝手な勝利に酔いながらシルクロードオンラインを続けていた私であったが、その後、初めて皇帝がプレイヤー達の前に現れた運営の公式イベント「尊厳の手紙」にて彼と再会した。

前回は相手が露店放置中だったが、今回は相手も動いている。ここで勝負を付けておかないと、こちらが本物である決定打には弱い!そこで私は再び
「きさま なんの目的でモンチャックの ふりをするのだ…」
「確かに お前は オレに よく似ているが… そこがあやしい」
と、単行本片手にチャットを打ってみたのだが…相手からの返事は、こんな感じでした。
「以前の露店の方ですね?」
「初対面なのにイキナリ「キサマ」呼ばわりは失礼じゃありませんか?」
「私は、こういうオンラインゲームって初めてなんですけど」
「貴方も含め、失礼な方が多くないですか?」

<(゚ロ゚;)>ノォオオオオオ!!モンモンモントークが通用しNEEEEEEEEEEE

ロールプレイが通用する方では無いと判断した私は、気分を害された事を謝罪し、この台詞は劇中でモンモンが使用したモノであり、プレイヤーである私の言葉では無い事を説明した。彼も同じモンチャックの名前を付けた方である。即座に物語を思い出してくれた上で、意気投合できた事にし
「きさまのせいで ぼくの心は とっても傷ついたぞ…」
「どっか 行っちまえ~!!」
と放ち、我々の勝負に決着が付いたのであった。

そんな感じで、モンモンモンロールプレイで一番危険なのは、モンモンワールドの台詞は大半が失礼な言葉だったり、モンモンの行動が「危ない系」なので、まともに実行したらカナリ反感を受け、悲しい気持ちになる為、使用が非常に難しい事を体感出来たゲームでした。(相手の方を偽者扱いする事は、事前にモン次郎の中の猿も「大丈夫ですよ。やりましょう。やりましょう。」とか嗾けてくれてました。)

その後は皆さんもご存知の通りサンタ帽子を入手し、悶着としての外見も向上したり、呼称実装により「原崎山四代目」を襲名し、私はシルクロードオンラインをクリアした。

現在、私がプレイしているのはクリア後の、裏シルクロードオンラインなのである。

モンモンモン 第1巻 モンモン登場の巻 (1)
つの丸 / 集英社
スコア選択: ★★★★★

究極のオサル漫画

  by sroharasaki | 2007-06-06 23:30 | おさるカンケイ

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